MultiShipでできること

購入者がカート画面で、商品ごと、または同じ商品の数量を分けて、別々の配送先を指定できるようになります。購入者は通常どおり1回だけチェックアウトして決済します。決済後、アプリが配送先ごとの注文(分割後注文)を作成し、購入者が決済した元の注文(元注文)を自動でキャンセルします。

  1. 購入者が配送先を登録して割り当てるカート画面の「配送先を分ける」ブロックで配送先を登録し、各商品に割り当てます。
  2. 購入者が1回チェックアウトする2件目以降の配送先の追加送料は、商品「追加配送先の送料」としてカートに自動で入ります。
  3. アプリが注文を分割する配送先ごとの注文を「支払い済み」として作成し、元注文を自動でキャンセルして在庫を戻し、タグ multi-ship-source を付けます。元注文のキャンセルで返金は行われず、お客様の支払いは元注文に残ります。
  4. 店舗側で分割後の注文を出荷する分割された注文は、店舗側でそれぞれ出荷処理を行います。
元注文は自動でキャンセルされます

分割が完了すると、元注文は自動でキャンセルされ、タグ multi-ship-source が付きます。これは正常な動作です。元注文のキャンセルで返金は行われず、お客様の支払いは元注文に残ります。分割後注文は「支払い済み」として作成されるため、購入者に追加の請求は発生しません。出荷は分割後の注文に対して行ってください。

アプリの管理画面では「複数配送先アプリ」、テーマエディタでは「複数配送先」と表示されます。いずれもMultiShip(複数配送先)のことです。このヘルプでは、購入者が決済した注文を「元注文」、配送先ごとに作られる注文を「分割後注文」と呼びます。アプリの分割注文一覧では、分割後注文を「分割先注文」と表示します。

利用前に確認すること

  • 管理画面とストアの表示は日本語のみです。
  • 配送先の住所入力は日本の住所形式(47都道府県、郵便番号7桁、電話番号10桁または11桁)に固定されています。
  • カートのブロックと、従来の顧客アカウントで使う配送先帳のブロックは、テーマエディタでアプリブロックを追加できるテーマで表示します。新しい顧客アカウントでは、配送先帳はプロフィールページに自動で表示されます。

ホームの「セットアップ」チェックリスト

アプリを開くとホームに「セットアップ」チェックリストが表示されます。3つの項目がすべて完了すると、チェックリストは自動で非表示になります。

項目完了になるタイミング
アプリのインストールインストールした時点で完了します。
設定の保存設定画面で設定を保存すると完了します。
テーマにApp Blockを追加カートのブロックがストアで初めて表示された時点で、自動で完了になります。「テーマエディタを開く」から追加できます。

使い始めるまでの手順

  1. 機能を有効にする左のメニューの「設定」で「複数配送先機能を有効にする」をオンにします。初期状態はオフで、オフの間はカートのブロックが表示されません。ホームの「有効にする」ボタンからも有効にできます。
  2. 設定を確認して保存する最大配送先数、対象商品、未割り当て商品の扱い、追加配送先1件あたりの追加送料などを確認し、画面上部の保存バーで「保存」を選びます。保存すると「設定を保存しました」と表示されます。保存すると、商品「追加配送先の送料」が自動で作られます。アプリが使う商品のため、削除しないでください。
  3. カートにブロックを追加するホームの「セットアップ」にある「テーマエディタを開く」を押して開きます。または、Shopify管理画面の左メニューで「オンラインストア」を押すと、テーマの画面が開きます。使用中のテーマの「テーマを編集」(画面によっては「カスタマイズ」)を押すと、テーマエディタが開きます。画面の読み込み中は、メニュー名が英語の「Online Store」と表示されることがあります。画面上部の選択で「カート」を選び、「ブロックを追加」から「アプリ」を選んで「配送先を分ける」を追加し、右上の「保存」を押します。
  4. ストアで表示を確認する対象の商品をカートに入れ、カート画面に「配送先を分ける」ブロックが表示されることを確認します。ストアのカートページを一度開くと、ホームの「セットアップ」の「テーマにApp Blockを追加」が完了になります。
  5. テスト注文で分割を確認する2件の配送先に商品を割り当てて注文し、左のメニューの「分割注文一覧」で状態が「完了」になること、分割後注文が作られていることを確認します。Shopify管理画面の「注文管理」でも、元注文がキャンセル済みでタグ multi-ship-source が付いていること、分割後注文にタグ multi-ship(初期設定の場合)が付いていることを確認できます。テスト注文も分割され、無料枠・従量課金の件数に含まれます。Freeプランでは月10件の無料枠を超えると、11件目から1件$1.99の従量課金になるため、テストの回数にご注意ください。
配送先帳を使う場合

Standardプラン以上で、ログイン済みの会員向けに配送先帳を使えます。従来の顧客アカウントではテーマにブロックを追加し、新しい顧客アカウントではプロフィールページに自動で表示されます。詳しくは「配送先帳の設定と会員の使い方」をご覧ください。

公開前に確認すること

  • 「複数配送先機能を有効にする」がオンになっているか
  • テーマのカートテンプレートに「配送先を分ける」ブロックが追加され、保存されているか
  • 対象商品の設定(すべての商品、特定のコレクション、特定の商品タグ)にカートの商品が含まれるか
  • 追加配送先1件あたりの追加送料の金額が正しいか
  • 出荷担当者に、元注文は自動でキャンセルされ、分割後注文を出荷することを共有したか
  • 購入者には分割後注文ごとに注文確認メールが届くこと(3件に分割した場合は3通)を、必要に応じて案内文などで伝えるか
  • カートページを通らずに購入できる導線(カートドロワー、商品ページの「今すぐ購入」、Shop Payなどのボタン)があるか。ある場合、その導線からの注文は分割されないことを理解しているか
  • 商品「追加配送先の送料」を、テーマのコレクション一覧や検索から除外したか

はじめての方がつまずきやすいポイント

カートにブロックが表示されない
設定の「複数配送先機能を有効にする」がオンか、カートテンプレートにブロックを追加して保存したか、カートの商品が対象商品に含まれるかを確認してください。カートが空のときもブロックは表示されません。
元注文がキャンセルされている
分割が完了すると、元注文は自動でキャンセルされ、タグ multi-ship-source が付きます。正常な動作です。出荷は分割後注文に対して行ってください。
元注文がキャンセルされたが、返金されたのか
元注文のキャンセルで返金は行われず、お客様の支払いは元注文に残ります。分割後注文は「支払い済み」として作成されるため、購入者に追加の請求は発生しません。元注文のキャンセルで在庫は戻されます。
購入者に注文確認メールが何通も届いた
分割後、配送先ごとの注文確認メールが購入者に届きます(分割した件数分)。3件に分割した場合は3通です。元注文のキャンセルは購入者に通知されません。正常な動作です。
「追加配送先の送料」という商品がカートやストアに表示される
2件目以降の配送先の追加送料です。数量は追加した配送先の数と同じです。分割時に各注文の送料へ付け替えられます。アプリが管理する商品のため、Shopify管理画面から削除しないでください。この商品はShopify管理画面の商品一覧にも表示されます。カートに追加するしくみ上、この商品はオンラインストアに公開されている必要があり、アプリから非公開にはできません。そのため、ストアのコレクション一覧や検索結果にも表示されます。この商品はテーマのコレクション一覧・検索から除外することをおすすめします(タグ「multiship-surcharge」で除外するか、Search & Discoveryアプリで非表示にします)。このタグ(「multiship」「multiship-surcharge」)は、アプリが商品を作るときに自動で付けます。タグを削除すると自動では付け直されないため、削除しないでください。
チェックアウトの配送先欄に何を入れるか分からない
チェックアウトの配送先欄には、配送先①の住所を入力します。ブロックにも案内が表示されます。分割後の各注文には、カートで登録した配送先が自動で入ります。
配送先が1件だけの注文が分割されない
実際に使われた配送先が1件の注文は分割する必要がないため「対象外」になり、元注文はそのまま残ります。
無料プランで配送先が3件までしか登録できない
Freeプランでは、1回の注文で登録できる配送先は最大3件です。設定の「最大配送先数」には3より大きい数を入力できず、「現在のプラン(Free)では最大3件」と表示されます。4件以上にするには、Standard以上のプランに変更してください。
カートドロワーや「今すぐ購入」から買われた注文が分割されない
配送先を分けられるのは、カートページの「配送先を分ける」ブロックを通した注文だけです。カートドロワー(画面の横から出る小さなカート)や、商品ページの「今すぐ購入」、Shop Payなどのボタンから購入すると、カートページを通らないため分割されません。配送先を分けたい購入者には、カートページから「ご購入手続きへ」を押してもらうよう案内してください。
テスト注文で無料枠が減った
テスト注文も分割され、無料枠・従量課金の件数に含まれます。Freeプランでは11件目から1件$1.99の従量課金の対象になります。

詳しい確認手順は「MultiShipで配送先を分けられない、注文が分割されないとき」をご覧ください。